姑獲鳥の夏を観る。
家にいて25時間テレビをずっと見ようかと思ったけど日曜日に「姑獲鳥の夏」(一発で変換された!)を見に行ってきました。
あ、そういえば25時間テレビ、つまらなかったわけではないけど去年ほどではなかったような気が。
京極堂シリーズは全部読んでいて、主要キャストを聞いたときに「えーイメージと違うー」と文句を言っていた原作ファンなのですがあまり脳内妄想をしないで見に行った結果、「これはこれであり」かなと。
いちいちあの役はこんなキャラじゃないとか文句言ってたらきりがないですよ。
ここで無理して原作との相違点をあえて挙げてみるとまあ確かに
京極堂が凶悪な顔じゃなかったし、
不健康そうには見えないし、
着物は黒衣というか紫だったし、
関口を虐めるようなからかうような言葉がなかったし、
関口はサル顔じゃなかったし、
榎木津はちっともエキセントリックじゃなかったし、
ビスクドールみたいな美男子とは言い難かったし、
木場は大柄じゃなかったし、
京極堂の家に集合した仲間同士ののやりとりなんてのもなかったし、
後から意識して思い起こせばこんなにいろいろ出てくるわけですが映画を観ているときには全く思いませんでした。
原作を何年も前に読んでから映画を観るために再読するということをしなかったせいで、話の筋は覚えていても詳細をいい感じで忘れていたためにあまり気にならなかったのかもしれませんね。
ヤフーのレビューを見ると自分の脳内妄想とくいちがっていたからか配役に文句をつける人が多くてびっくりです。
人気作を映画にするとしょうがないのでしょうか。
でも榎木津にミッチーを推すのはちょっとどうかと。
監察医里村の描写がないと憤慨されてる人もいましたがあの話を2時間でおさめるなら里村の変人エピソードなんてカットされて当然でしょう。
途中で眠くなったという意見も結構あったけど原作知らないとひょっとして難しいのかな…?
発表されてたメインキャスト以外が気になっていたんですが牧朗氏がホンジャマカの恵、内藤医師が松尾スズキ、編集者の鳥口がジョビジョバのマギー、探偵助手の和寅が荒川良々、猫目洞のおかみが鈴木砂羽、
というキャスティングはばっちりはまっていたし自分の好きな役者さんがたくさん出ていて満足。
あと関口と京極堂のそれぞれの妻も篠原涼子と清水美砂でナイスキャスト。
原作者の京極氏も出てましたよ。
別にこれといった不満もなく、このキャストで姑獲鳥以降のシリーズ作も映画化しても面白いだろうなあ。
(堤さんはセリフの多さに本気で嫌がるかもしれないけどね)
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