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2006.09.28

天満天神繁昌亭ではじめての落語。

Hanjotei

(9/24の続き)
大阪で約60年ぶりとなる落語の定席がオープンしました。
今までなかったのが不思議ですがこれでいつでもここに来れば落語を聞くことができるようになったそうです。

オープンから10日間はこけら落とし公演が行われていて行くことになった日はたまたまその最終日。
1日3公演のうちどれにしようかと思ったら2回目にちょうど「新選組!」に出演していた桂吉弥さんがいるので一人でも知ってる人がいれば面白いかなと。
8月に大阪行きを決めて早速チケットぴあで購入するとなんと1列目。
うれしいけどちょっと首が疲れるかも…

当日繁昌亭に着くと入り口に太鼓が置いてあって開場が始まると心地いい太鼓の音が聞こえてきます。

座席に着くとあちこちから「ごめんやしてー」なんて新喜劇でしか聞いたことのない生の大阪弁が耳に入ってちょっとドキドキ。

「口上」染丸 きん枝(口上司会) 春駒 米平 珍念 吉弥 八光

席が上手側端っこだったのでちょうど吉弥さんの真正面!
挨拶の冒頭で本日繁昌亭初登場を予定していた桂文春さんという方が3日前に亡くなられたこと、師匠の文珍さんが代役で出るべきところ、別の興行があるので兄弟子の珍念さんが代役を務めるという報告がありました。
会場の入口に写真と花があったのですがなんとまだ41歳の若さだったそうで後でニュースを調べると前日が告別式だったみたいです。その方の落語も見てみたかったな…

最後は三本締めではなく大阪締めというものを初体験。


月亭八光  「動物園」
月亭八方さんの息子さん。「ハチミツ」って読むそう。
持ち時間が短いのに延々まくらを喋ってなかなか本編に入らない。
と思ったら前半の内容のあらすじを話して後半部分を「今から2分半で終わらせます」と言って本当にあっという間に終わってしまいました。


桂吉弥 「ふぐ鍋」
ふぐの毒が怖くて乞食に毒味をさせちゃおう、と企むんだけど…


桂きん枝「狸賽」
狸を助けたお礼にばくちのサイコロに化けてもらう。
ちょっと下品だけどそこがおかしくっていい。


桂珍念 「時うどん」
追悼で文春さんの得意だった落語を選んだそうです。
「時そば」が上方だとうどんになるんですね。
大げさなすすり方がそれだけで可笑しい。


桂春駒 「はてなの茶碗」
塩見三省さん的な一見コワモテな風貌の春駒さん。
評判の目利きがどこにでもある茶碗をしげしげと眺めているところを見てしまったことから始まる騒動。


桂米平 「たけのこ」
小噺。
巨漢の米平さんは座ってるだけで額から汗。
ハンカチならぬてぬぐいで汗をふきふき。


林家染丸 「浮かれの屑選り」
この方、上方落語協会の副会長さんだそうです。(会長は三枝さん)
あっという間に引き込まれて聞き入ってしまいました。
居候ニートがゴミ分別の仕事中に捨てられてた手紙を勝手に読んで妄想モードに突入、隣家のお囃子に合わせてついつい踊りだしてしまう、という愉快な話。(確かこんな感じ)
お囃子が出てくる落語というのもあるんですね。
これが一番印象に残りました。後になっても何度も反芻して思い出し笑いしちゃいます。

会場では落語のタイトルがどこにも書いてなくって困ってたのですが同じ日に見に行かれてたファンの方のブログを見つけて参考にさせてもらいました。ありがとうございます。

CHAOTICAさんの「すかたん雑記帳」より。
http://d.hatena.ne.jp/CHAOTICA/20060924

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コメント

コメントありがとうございました。
拙いブログですが、少しでも参考になったようでしたら幸いです。

投稿: CHAOTICA | 2006.10.04 00:02

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