スヌーピー展+ART in CASO OSAKA
浅倉ライブをクラブイベントの最後まで見ると帰れなくなるのはわかっていたので早い段階から翌日の予定は考えてまして、ちょうどその日は天保山で展覧会が二つ最終日を迎えると聞き朝から行ってきました。
ひとつめは海遊館の隣にあるサントリーミュージアムで7月から開催されていた「スヌーピー ライフデザイン展」。
キャラクターと美術のコラボはドラえもん、ガンダム、ハローキティなど既にいろいろありますがスヌーピー展は去年からやってたのを知らなくてぎりぎり滑り込みセーフ!でした。
いろんなアーティストがスヌーピーとその他ピーナッツのキャラクターをモチーフにした作品を制作してるのですが草間彌生さんの水玉スヌーピーはかなりインパクトありましたね。
あとコラボだけでなくシュルツさんご本人の原画も展示されてました。
シュルツさんは生前原画をほとんど手放していないので奥様から特別にお借りしたというかなりのレアものらしいです。
他にも黒の部分がパステル調の淡い色になったスヌーピーや白黒が反転しているスヌーピー、鳥獣戯画の世界で一緒に遊んでいる映像作品、座布団で作った犬小屋の上にスヌーピーが寝そべったその名も「犬喜利」といったものなどかわいらしい作品がたくさん。
もう全国巡回しないのでしょうか。
ふたつめは大阪港駅をはさんでサントリーミュージアムと正反対の方角にある海岸通ギャラリーCASOで開催されていた「ART in CASO/OSAKA 2006」です。
国内+韓国から参加した21のギャラリーがそれぞれブースを構えて取り扱っている作品の展示をしてました。
そしてもちろんギャラリーなので作品のほとんどには値札がついています。
安いものでは数万円から。
アートを売り買いするという生々しい感じとうろうろしてる関係者らしき人たちの様子にちょっとどきどき。
私にとってのアートに触れる方法って美術館へ足を運ぶのがほとんど。
死後に評価されるアーティストさんもいますが現代のアーティストの最も旬な作品を目にすることができてしかも作品を買うこともできちゃう場所がギャラリー、画廊と呼ばれる場所であり買うことがアーティストさんを直接評価し、支援する方法なんだというごくごく当たり前のことを改めて実感したのでした。
でも買う気がないのに画廊に行くのって敷居が高くてなかなか気軽には行けませんがこういうイベントなら
「買う気もないのに来やがって」的な視線がたとえあっても
「買う気がありませんが何か?」という気持ちでこちらも気兼ねなく見られるのでいいかもー。
ま、もっとも買わない人もたくさん来場するイベントだとはあちらも承知してるわけだから気にしない、気にしない。
聞いたことがある作家さんの名前もありましたがそれほど現代アートに詳しくないのでほとんど知らない方ばかり。
なので「これ好きだな、これは苦手だな」ていう単純な好みだけで見ていって、いいなと思ったときに作者の名前を覚えて運よくギャラリーの方に話しかけられたらあれこれ質問してみたり個展案内のポストカードを頂いたり。
私の好きな舟越桂さんのドローイングがあって無理すれば買えなくもないお値段で(給料1か月分ちょい)びっくり。
図柄が好みだったら危うく買っちゃいそうです。
いやそんなお金ないけどさ。
初めて見た中では山内麻起子さんと塩保朋子さんの作品は思わず欲しいな、と思っちゃいました。
山内さんの作品は本のような形状の角が丸いアクリル板に金魚の絵が挟み込んであって泳いでるみたいに見えるもの。
塩保さんの作品は脳の構造を疑いたくなるくらい(失礼!)驚くほど緻密な切り絵の作品と何枚も重ねた特殊紙にハンダごてで無数の穴が空いて網目のようになっている作品。
今はだめでもいつかは自分で気に入った美術品を買って飾ってみたいですね。
私は次の予定があったのですぐ移動したのですがこの日はちょっと面白いイベントがあったようで。これいいなー。「ええ声」の人好きだし(笑)
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