« インタークラブ ヒストリックカーレース 第4戦 | トップページ | ドライトマト »

2006.11.27

太陽

岡山市内の単館系映画館で上映中の「太陽」を見てきました。
昭和天皇が主人公というちょっと日本人が扱いづらいテーマの映画を製作したのはロシア人の監督さん。
(テーマがテーマなだけになかなか日本での公開が決まらなかったそうです)
そして主役を演じたのはイッセー尾形さん。
日本中の誰もが知っているのに本当のところは謎だらけで最も日本人が演じるのが難しいだろうと思われる人物をイッセーさんの持ち味の細かい観察力に加えバツグンのメイクの力を借りて見事にスクリーンの中に作り上げて私たちがイメージするあの昭和天皇が確かにそこにいました。
おなじみの口癖「あ、そう」はかなり似ていたと思いますよ。

あくまでもフィクションですが神様扱いされていた自分の立場について終戦直前にもしかしたらこんなことを思っていたのかもね…と勝手に想像を巡らせてました。
ほんとのところは誰にもわかりませんが。
侍従の佐野史郎さんもなかなかいい雰囲気でした。
映画のストーリーに明確な起承転結はないのでちょっと退屈になっちゃうところはあるけど、「私も同じ人間だよ」と言って侍従が答えあぐねてしまうところとか、マッカーサーから送られてきたチョコレートをみんなに配るところとか随所に印象的なシーンが散りばめられていました。
そしてラストの人間宣言を録音した技師が自決したことを知る場面はとにかく悲しかったな…

|

« インタークラブ ヒストリックカーレース 第4戦 | トップページ | ドライトマト »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 太陽:

« インタークラブ ヒストリックカーレース 第4戦 | トップページ | ドライトマト »