それでもボクはやってない
話題の映画「それでもボクはやってない」を見に行ってきました。
つい先日実は「楽しめる映画じゃなきゃ見に行きたくない、裁判員制度なんか始まってもそんなもん絶対に行かない!」と言い放ったうちの親に文句を言ってプチ喧嘩になりまして。
(文句というより今思えば説教じみた感じで上から目線で言ってたかもしれないなあとちょっと反省)
とはいえ今ドラマでやってるハケンさんなんかは働かなけりゃ0円なわけだし、それぞれの立場ってものはあるだろうし…難しい。
かくいう私も前売券は買ってたもののいそいそと見に行く気持ちになれなくて公開2週目にやっと見に行ったわけですが。
見終わってみて、うちの親の首根っこをつかまえてでも見せてやりたい気持ちになりました。
そしてもし自分がこの事件の裁判員だったら、と考えてみました。
この事件を裁判で明らかにされた証拠だけを見せられて、被害者の中学生が勇気を振り絞って泣きながら事件当時のできごとを一生懸命に語っている姿を見たら私はもしかしたらこの人を有罪にしちゃうんじゃないかって。
そう思ったらすごく怖くなりました。
主人公は本当にやってないからやってない、って言ってるだけなのに「反省の情がなく再犯のおそれあり」って言われちゃうんですよ。
真っ正直にしてれば裁判官はきっとわかってくれる、というわけではないんです。それがほんとうに残念。
ぜひ見にいって今の日本の裁判の現実を確かめてみてください。
追記:裁判員制度が使われるのは懲役刑だけで
死亡者がいない事件は対象外だそうです。
それはそれで大変だ…
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