ハナシがちがう!―笑酔亭梅寿謎解噺
なんか最近は生活におけるabsfcとどうぶつの森の分量が多くなってきて活字はネットの閲覧が主という状態が続いております。
で、それじゃいかんと先日妹が面白いよ、と勧めてくれた田中啓文さんの小説を読んでみました。
帯とあとがきに文珍師匠が文を寄せているこの小説は1話完結のミステリーもので話の中心は身寄りのないヤンキーが無理やり落語家の師匠のところへ連れて行かれて入門するはめになる…というもの。
なんだどこかのドラマのパクリかよと思いきや、こちらのほうが先なんです。
まるで某寺内一家のオヤジみたいにすぐ手が出て大酒飲みの師匠はまるでいいところなしなのに締めるところはびしっと締めるところがかっこいいんですよね。
主人公が事件のからくりを見抜いているのに師匠を立てて毎回師匠の代わりに説明する、という体裁を必ずとって謎解きが始まるというのも面白い。
一話が短くて必ず何かの噺を題材にしているのも某ドラマみたい。
短い時間で読めるしおすすめです。
続編はまだ文庫になってないようですが読んでみようかなあ。
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