ログズギャラリー ガソリンミュージック&クルージングin倉敷
今日は夕方から大原美術館へ行ってきました。
大原美術館のメールマガジンで知ってクルマとアートが好きなんで絶対こりゃ見に行かなきゃ!!と思った面白そうな展示とパフォーマンスが現在開催中なんです。
それが「ガソリンミュージック&クルージング」。
<大原美術館のページより転載>
[ガソリンミュージック&ドライブとは・・・]
《ガソリンミュージック&クルージング》とは、車と道路を舞台とした作品とも言え、車の走行に伴い発生するエンジンや ウィンカー、風の音などをリアルタイムで加工して、車内に搭載した高出力の音響システムで聞きながらドライブするというものです。 2006年からは、全国縦断ツアーが敢行され、すでに北海道、青森、和歌山、広島、高知を巡り、次いで倉敷での開催となります。
http://www.ohara.or.jp/200606/jp/4_info/data/amk_07.html
実際にクルージングのデモ走行に参加できるのは会期中の金曜と土曜の8回で各回1名もしくは2名。
チャンスは少ないけれどこれはぜひ乗ってみたいなあ…と思い、まずは午後6時からのデモンストレーションを見学。
使用している車は黒のシトロエンXM-X。
パフォーマンスを行うログズギャラリーのお二人が運転席と助手席に乗り込んで運転席でエンジンをふかし、助手席でエフェクターのつまみを触って音を変化させている様子。
エンジン音がさらに増幅されて後部に取り付けられたスピーカーからものすごい爆音が。
後部座席のドアは開放されていて自由に乗り込んでいいとのこと。
一緒に行った妹とふたりで乗り込んでみると後部座席の革張りのシートに大音量が振動で伝わってきて体全体に響いてきます。
何だ、この心臓の鼓動のようなドンドンという振動は!?と思ったらウインカーを点けたときのカチカチという音が増幅されている音でした。
デモが終わったあと、実際に乗ってみたい方、と学芸員さんが呼びかけて挙手したのはわたしと妹と男性ひとり。
その方はアート系にかなり詳しい方のようでしたがご好意で私たちに譲りますと言って辞退されたので結局ジャンケン無しで乗れることになってしまいました。
日没後にドライブに出発するのでそれまでの時間は誓約書にサインしたり
(万が一事故があった場合は通常の車両保険を適用すること、気分がわるくなったら助手席の方の肩を叩いて中止することができることなどが記載)
美術館が開館時間延長中及び入館料半額(500円)なので中の展示を見たり外に出て学芸員さんと譲ってくれた男の人といろいろ話をしたりでそろそろドライブ開始の時間が迫ってきました。
地元民ゆえこの辺の道はだいたい知ってるのでいったいどこを走るのかどきどきしながらクルマに乗り込みいよいよ出発。
美観地区から出て倉敷市民会館前を通過し羽島から大島へ。
あ、その間ずっとエンジンその他の音を大音量で聴き続けてます。
ウインカーが点いてるときはすぐ背後でバスドラムが鳴ってるような感じだと想像してください。
浜の茶屋交差点を右折し平田の交差点を左折したあたりで
「あれ?もしかして高速乗っちゃうの??」
しばらくすると本当に倉敷ICに入っていきました。
高速走行になるとエンジン音も当然変化するし、右折左折するときには心の準備ができていたウインカー音が車線変更で突然背中にドン!と響くと思わずビクッ!としちゃったり、トラックとすれ違うときの風の音まで増幅されて響いてきます。
次の玉島ICで下りるとガンガンに音を出したままの状態でふつーに出口で高速料金を払ってるのがなんか面白かったな。
(え?音は絞らないの?と思ったけどそのまんまだったのよ)
その後国道2号線を倉敷方面に戻りぐるっと1周するように大原美術館に帰還。
いつもの知ってる見慣れた道がなんだか違って感じられてとにかく不思議な感じでした。
このときの様子は後部座席のさらに後ろにカメラを設置して撮影していたのでどこかで上映されることがあるかもしれません。もしかしたら私たちの後頭部が映った映像を見ることがあるかもよ…??
ほんとにめったにない貴重な体験をすることができました。
(学芸員さんに本気で羨ましがられたし)
あと6回チャンスがあるので行けるかたはぜひぜひ。
クルージングはできなくても乗るだけならできますしね。
説明するよりもとにかく一度乗ってみて!!
ログズギャラリーさんのサイト。
http://roguesgallery.jp/aj/
追記。なんとログズギャラリー中瀬さんご本人より「エンジンは前ですよー」とのご指摘。
すみません、訂正します…(汗)
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