犬島と犬石様

2回目の犬島へ行ってきました。
ベネッセが直島に続いて建設していた美術館が先月オープンして予約制の観覧ツアーの予約を取っていたんです。
http://www.inujima-ap.jp/
ニュースで大々的に報道される前だったのでなんとか取れましたがGW中は既に予約がいっぱいなのだとか。

港の駐車場でせっかくだから犬石さんへお参りしたら？と言われ、
なんのこっちゃと思ってると、犬島の隣の島にある犬石様にお参りできる年に一度の日だったらしく。
テレビ局の人とかも来てたりしてたので祭りのことを質問したら丁寧に教えてくれました。
菅原道真が島流しの途中で犬石に導かれたとかいう伝説があるらしく。
普段犬石様のある隣の犬ノ島は岡山化学という化学工場の私有地で立ち入りができないんだけど毎年お祭りのある5月3日だけは
一般の立ち入りが許されるということでいやー全然知りませんでした。

ですが美術館の予約をしていたのでまずは犬島アートプロジェクトの受付へ。
10人1グループでガイドさんの説明を受けながら進んでいくのですが途中何度も柵の鍵を開閉して進んでいくので後戻りは不可。

ツアー終了後の入り口付近だけ自由に散策ができます。
一番楽しみにしてた銅の精錬所跡を初めて近くで見られたのは嬉しかったんだけど手付かずの状態も見たかったかも…
建物は面白いなあと思ったけどアート作品は正直自分の中では微妙…
思わずガイドさんに「（作品のモチーフが）どうして三島由紀夫なんですか？」
と聞いてしまったのですが説明を聞いてもよくわかりませんでした。
一言で言うならば「過激！」

鑑賞後は犬石様のお参りへ。
島のおじさんがサービスで小型モーターボートで何度も往復してくれていました。
年に一度のお祭りなので岡山化学のほうでも縁日をやっててたくさんの人が。
参道を歩いていても常に工場のケミカルな臭いが鼻をつくのが嫌ですが確かに離れ小島じゃないとこういう工場できないよなーと納得したり。
軽い山登りなのでちょっと疲れるけど巨大な犬石様のあるてっぺんから見下ろす瀬戸内海の眺望は最高！この日は日差しが強くて暑かったけど風が強くて気持ちがいいし。

帰りの船を待つときにテレビ局の方と再会。
すぐ隣にベネッセの財団の方がいらして感想を聞かれたのですが思わず正直に手付かずのままも見たかったと言っちゃいました（汗）
廃墟マニアの方からそういう投書も来てたのだとか。
その後テレビ局の方と財団の方がここでは書けないようないろんな話をされてて知らなかったこともいっぱい聞けたのでラッキーでした。